2017年2月2日木曜日

捨ててこそ(4)

「実行有るのみ」と、まず始めたのは、デジタルカメラを使い始めたころ作っていたインデックス・ファイルの整理です。フィルム時代の「コンタクト・プリント」の習慣が残っていましたから、全部の画像を一覧形式で印刷し、整理番号をタイトルなどを書き込んで、バインダーファイルに綴じていたのです。最初の頃は、一回カメラを使っても、一枚の印刷で済んでいたのですが、デジタルはフィルムと違って沢山写せるのだ・・・と、段々一回のショット数が増えて行きました。40カットを1枚に納めて10頁などということが起こるようになり、KING JIMの厚さ90mm程有るファイルが並びだし、書棚を占領してしまいました。この方法は駄目だなあと、いつしか中止したのですが、これをまず、半分に減らそうと、1回の撮影のプリントを1枚だけ残して、ほかは捨てるという作業を始めたのですが・・・「おう、これは孫を連れて**へ出かけた時だなあ・・・」なんて思ってしまうと、ここに写っているのは可愛いな・・・この頁は残しておくか・・・なんてことになりまして、ちっとも減らないのです。

捨てるためには、感情を捨てないといけないらしい・・・

昔の研究資料・レポートの控えなども、もういらない筈なのですが、うっかり読み始めると、この時苦労したなあ・・・などと、捨てる気力がなえて来ます。 純粋の価値以外の思い出的なものを捨てるということがなかなか出来ないのですね、 というわけで、木瓜爺 苦闘中です。まだ悟れません。

冬の間に片付けて、などと思っていたのに、もう梅の花が咲き出しました。

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